任意継続2年目は、国保のほうが得。の人がいるって話

国保より任意継続保険が得だったから任意継続に加入しているよ!そんな感じで任意継続を選んだ人は今年2年目へ突入する前に知ってほしい事があります。
事業2年目は国保へ切り替えるほうがお得かもしれません!ご自身の保険料を今一度見直してほしい。今回はそんなブログです。

 

事業1年目、所得が低かった人は国保の保険料の方が安いかも

こんにちは。サイトへご訪問いただきありがとうございます。

今回サイトをご覧になっている方は、タイトルから興味を持たれた人が大半だと思うので、
個人事業主(フリーランス)で、独立1年目、または2年目の方だと思います。

個人事業主1年目、誰もが通る「任意継続保険or国民健康保険どちらに加入するか問題。」
ざまざま条件を見比べ、任意継続を選んだ方も多いと思います。

そんな事業2年目(任意継続保険2年目)を迎えるにあたって、
国民健康保険へ切り替える方が保険料が安くなることもあるので、その情報をシェアすることにしました。

結論から言いますと、「事業1年目の所得がさほど高くないなら、国民健康保険の方が安いかもよ」ってことです。

 

任意継続保険と国民健康保険の保険料の違い

任意継続保険は退社した会社の加入している健康保険組合を、退職後2年に限り継続することができる制度です。
保険料が国民健康保険より安くなるケースも多々あるので、2年間は任意継続保険を選択する。という流れになります。
2年経てば、国民健康保険に切り替える必要があるので二度手間にはなりますが、金額的なメリットあるので魅力的な制度ですよね。

しかし、この任意継続保険には条件があります。
保険料が基本的に1年目と2年目の保険料が同一なのです。
(厳密には、若干の保険料率の調整があるので、数パーセントの変動があったりします。)

それに対し国民健康保険は違います。
毎年の保険料は、前年の所得に対して計算された保険料になります。
つまり事業2年目では、事業1年目(独立した年)の所得を元に算出されるんですね。

なので、昨年算出(きっとしていると思います)した時とは、国民健康保険の金額が変わっているわけです。

「去年計算した時は、任意継続の方が安かったから。今年もこっちが安いはず」とは状況が違うんです。

 

【ポイント】国民健康保険は所得から計算されます。

国民健康保険の、保険料に計算に用いられるのは「所得」です。
大事なことなのでもう一度言います。「所得」です。

この「所得」ってつまり、事業の売上に対して使った経費はもちろん、青色申告などによって受けられる控除などを差し引いた金額になります。

フリーランス2年目を迎えた方の中には、今回初めて確定申告した人も多いと思います。意外と驚きませんでしたか?

フリーランスって結構経費ガンガンじゃん!

青色申告とかの控除諸々ってスゲー!

意外と所得額低いじゃんジブン…(泣)。

…なんてことに。

事業開始1年目って、初期費用や諸々の出費で経費がかさんでしまいがちですよね?

事業開始1年目って、経営も試行錯誤の毎日。安定していない経営状況の方も多いはずです。

退職した直後(独立1年目)より、2年目が国民健康保険の保険料が下がっている可能性があるのです。

「1年目は任意継続保険に加入してたから、あと一年経つまで加入できない。」とか、

「1年目は任意継続保険に加入してたから、国民健康保険の本年度分の計算方法は変わる」といったこともありません。

ぜひ先日提出した確定申告書の控えをもって、その金額を元に保険料を調べてください。

国民健康保険料を算出するサイトはググればありますし、
住んでいる地域の市役所や役場の健康保険課へ相談へ行けば、正確な保険料を算出してもらえます。

独立して、爆儲けしている成功者は、むしろ任意継続を継続したほうがお得でしょう。昨年と保険料が変わらないのですから。
しかし国民健康保険にメリットが出てくる人も、確実にいるはずです。

日々の仕事で忙しいのは分かります。しかしこの確認作業によって年額数万から十数万の節約になるかもしれません。
この情報が、フリーランス2年目を迎える誰かの助けになれば幸いです。

補足:任意継続保険について加入するけんぽ団体によって条件が変わる場合があります。また国民健康保険についても居住区によって条件が変わる場合があります。
ご自身のそれぞれの加入団体、地域の担当行政へ詳細の確認をお願いいたします。

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