エアコン メンテナンス問題 前編~業者選び&クリーング挫折~

エアコンは定期的なメンテナンスやクリーニングが必要です。しかし注意しなければならない点があることを知っていますか。知らずに安易に対処してしまうと後々面倒なことになるかもしれません。エアコンの設置位置、設置角度、業者選びなどなど…。実家のエアコンクリーングをするにあたり私が実際に体験し学んだことをシェアします。

エアコンのクリーニングをしなきゃ

全国的に猛暑がつづいた今年の夏。
冷暖房器具は数多くあれど、エアコンはエースで四番。今夏も大活躍してくれました。個人的な話となりますがエアコンが無ければ10回はブっ倒れてニュースになっていたことでしょう。
まさに現代科学が生んだ救世主。神家電。ぜひともエアコンを発明した方へ今度直接お礼に伺いたい。

そんな神家電エア・コーン。最近少し暑さも和らいできたタイミングもあり、今回おもいきってクリーニングを行うことにしました。

クリーニングを行うのは、実家のリビングに設置しているエアコン(SHARP製)です。
購入してから3年目になり、だいぶ汚れが気になります。自分でやれるだけのフィルター掃除や溜まったホコリの掃除はしました。しかしもっと踏み込んだ素人レベルの掃除ではない、なるべく綺麗な洗浄を行いたくなったので業者さんにお願いすることに。

クリーニングの業者を探す

探してみるとクリーニング業者は数多くありました。小さな島国(沖縄)なのであまり無いかと思ったけど、そうでもないんですね。
しかしそうとなると、どこに頼むか業者さんを選定しなければなりません。なので今回は下記のポイントを判断基準として業者選び開始。
①クリーニング料金
②技術力/熟練度/作業の丁寧さ
③何か問題が起きた場合の対応(保障/安心度)

先に結論から言いますと、選んだ業者は当該エアコンを購入、設置までお願いしていた某家電量販店さんに決定。クリーニング自体もサポートサービス(もちろん有償)として提供していることが分かり、そちらに依頼しました。

①の料金感は、高くも安くもない妥当でベターな感触。
②技術力/熟練度/作業の丁寧さは正直調べている段階では判断できていません。まぁ確認したら掃除を普段から担当している専門の方が作業されると聞いたので大丈夫かなと判断。ちなみに世間に出回っている、「安すぎる」業者の中には、仕事の回転率を上げるために、おざなりな仕事をする場合があると耳に挟んだのでリスク回避のため選定初期の段階から外していきました。
*注*安い業者がすべて悪いと言っているわけでは決してありません。安くてベストなサービスを提供している企業はもちろんあるでしょう。ただ私個人は「そのような企業も実在しているようだ」と聞きましたし、私自身の引きが悪い気もするので今回は外したという意味です。
③何か問題が起きた場合の対応(保障/安心度)
これは②からもつながりますが、万が一の万が一、作業の不手際や何か予期せぬ問題が起きたときに真摯な対応をとってもらえるか、保険的な意味合いで考慮しました。私見ですが結局のところ、こういった作業は人の手によって施されることなので最終的には担当者や運で、当たりハズレがあるものと考えています。問題が起きた時に会社として責任をもって対応してくれそうかどうかが大事だといつも考えています。その点、当該エアコンの購入から設置までした今回の企業さんであれば、これまでの信用もありますし(実家の家電を買う際にはご贔屓にしている)何かあったときは良くしてくれるだろうと最終決定しました。

以上をもって業者を選定したのですが、この判断は後日、見事功を奏することになりました…。

エアコン掃除できません。

クリーニング作業日当日、約束の時間ジャストに業者さんは到着(スバラシイ!)。
洗浄作業の大まかな作業内容と予測される作業時間の説明を受けます。そして筆者は感じます。(時間も守るし、説明も丁寧。見た目だけで判断するのは安易だしNGだとは思うが、お見受けする限りベテランの風貌。これは仕事も期待できる!!)素敵な担当者様に当たったと意気揚々とエアコン前へご案内。
しかし業者さんがエアコンを見て一言。「…これはちょっと問題ですね。掃除できないかもしれません。」 なんてこったい。

エアコンの問題点

問題とはエアコンの取り付け位置について。通常エアコンから天井までの高さ5cm、エアコンから左右どちらも壁から10cmは距離を離し設置することを推奨しているそうです。
離さないとどうなるか?今回のようなエアコンの洗浄や、または修理の際、エアコンを開け基盤(?)をサイドから引き抜かないといけないのですが、隙間がないと当然手が入らずエアコンをバラす(カバーなどを外して基盤を抜く)ことができないのです。本エアコンは壁側(向かって右側)に基盤があるのですが、エアコンから壁まで2cmちょっとしか空いていません。無理です、無理なのです。

選択肢は以下の3つです。
①クリーニングを諦め作業中止。お引き取り願う。
②今回の当初予定していた洗浄プランに料金をプラスし、オーバーホール(完全分解掃除)を行う。これなら現状の取り付け位置で可能。
③現状のエアコン位置を移動して、取り付けしなおす。そのうえでエアコン洗浄を行う。

①はもちろん却下です。掃除しないとマズいっす。問題の後回しは無しってもんだぜ。
②のオーバーホール洗浄は現在のプラン+2万円の費用。オーバーホール(完全分解掃除)なので取り付け位置は関係なし。かつ、より綺麗な洗浄が可能とのこと。これはアリかもとちょっと考えましたが、現在のエアコンは購入から3年目。10年保証での購入をしているのであと7年は使う予定です。今後も洗浄のたびに毎回オーバーホール洗浄するのもどうかと思いますし、業者さん曰く今回ぐらいの汚れでは正直そこまでする必要はなさそうとのこと。なにより現状の設置位置では、今後も故障した時に修理が必要となっても同様の問題が出てきます。真夏に壊れたりなんかして修理もできないなんてシャレになりません。
以上から③のエアコン位置を移動してから、あらためてエアコン洗浄をお願いすることとなりました。

工事は後日あらため。

そんなこんなで、後日改めて設置専門の担当者様が現場確認に来る運びとなりました。今日即工事できるのかと思いきや、設置は専用の担当者がいること、また追加で資材等の手配が必要となることもあるようでお見積りも含め、やはり一度確認はしなければならないのでした。

…筆者はちょっと歪んでいるので、こう考えます。ここまででのやりとりで疲れてもきたし。

(とても親切丁寧に対応していただいて大変好感をもっております。…しかし取り付け位置が悪いと言われましても、設置工事をされたのはそちら様では?最初から伝えてくれてて、正しい位置に付けてくれてたなら?今回の2度手間、3度手間は無かっただろうし、移動となると壁の設置用ビス穴が増えることにもなるなぁ。)

当時の時点では若干のモヤモヤが残っていたのが正直なところです。しかし、そんなケチな考えは先方からのご案内と当日の対応で見事吹き飛ばされます。「今回の成り行きはこちら(家電量販店)の設置時点での案内不足と対応に落ち度が感じられますので、今回の工事についてはお客様へのご負担(工事費/発生する資材費等)は一切おかけしません。」

詳細は時間の「工事編」にて紹介しますが、料金面のみならず工事内容も真摯で丁寧な仕事をしてもらいました。
設置前より、外観的にもキレイな状態になってんじゃないの。っていうぐらいです。…まぁそう言っちゃうと、前回のクオリティはなんだったの?って話になってしまいますが。

とはいえ先述していますが筆者は誰にでもミスはあるもので、しょうがないと考えている派です。なにせ筆者自身が相当なポンコツです。愚痴ってスミマセン×2。大事なのは失敗だと判明した時にどうリカバリーするかだと思います。その点、先方の親切丁寧な対応は十分と期待に応えてくれました。そしてこれは購入から設置、そうして掃除まで一貫した企業だからこそ状況も伝わりやすく、そして責任をもって処理してくれたのだとも感じます。やっぱ今回こちらを選んでいて良かったわぁ。

さぁ、それでは後日設置業者さんが来ての更新です。
後編、問題のエアコン移動&クリーング決行。 つづく

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